世に出ず消えていった作品もたくさんあったと思います。
これまでも、今も、これからも
それらは世に知られなかった人々のようなもので、知られなかったことで価値が下がるというものでも無いのですが。
それでも記録され、残されるなら、いつかどこかで出会いがあるかもしれません。
観てくれる誰かに出会うのかも。
それでも出会わず、いつしか記録からも消えるものに、愛おしさを感じます。
しかしそれらはまさに出会えないものなので、出会ったらそうではなくなってしまうので、それらに触れることはありません。
そんな寂しい作品は無いのかもしれません。
全ての作品は、たぶん少なくとも作者に観られているでしょう。
愛されるかどうかは別としても。
昔書いた詩の一部を載せておきます。
気付かれず消えていったもののイメージを感じます。
後にはほとんど何ものこさず
観てくれる誰かに出会うのかも。
しかしそれらはまさに出会えないものなので、出会ったらそうではなくなってしまうので、それらに触れることはありません。
全ての作品は、たぶん少なくとも作者に観られているでしょう。
愛されるかどうかは別としても。
気付かれず消えていったもののイメージを感じます。
終わりの終わりの時は明るく、きれいに、太陽の光で乾いてゆく机の上の水滴のように
微笑んで
最高の微笑みを浮かべて
そのままどこかへ消えてゆく。
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